DVD±R, DVD-RAM, CD-Rについて


ここでは一般的な記録メディアとなったDVDとCD-Rについて説明しています。

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DVD±R, DVD-RAM, CD-Rとは何か

  • CD-R

  • CD-Rとは、Compact Disk Recordable つまり記録できるCDという意味です。 同じようなものにCD-RW(ReWritable)というものがあります。こちらは書き換えが可能です。 容量は650MB(74分)、700MB(80分)などがあり、フロッピーディスク1枚を1MBとすると 650〜700倍の容量があります。

  • DVD-R

  • DVD-RはDigital Versatile Disk Recordableの略で、バーサタイルとは多用途の意味です。CD-Rと同様に 一度だけ書き込みが可能なDVDです。DVD-ROMやDVD-RAMとも互換性があります。(片面の)容量は4.7GBで CD-Rのおよそ7倍です。

  • DVD+R

  • 基本的にはDVD-Rと同じものであるが、DVDぷらすRと読む。DVD-ROMに近い記録方法であるため、規格レベルでは DVD-Rよりも互換性が高い。ただ、後発の規格であるため普及率ではDVD-Rに遅れをとっている。容量は4.7GBで DVD-Rと同様である。

  • DVD-RAM

  • DVD-RAM(Digital Versatile Disk Random Access Memory)は読み書き・消去のいずれも可能なDVDである。容量は片面4.7GBである。 しかしDVD-RAMはDVD-ROMとの互換性や速度が比較的低く、DVD-RWやDVD+RWを推進する動きがあります。



なぜ最近注目され、利用されているか

CD-R, DVD±Rに関しては「汎用性」と「記憶容量」「値段」の3つが挙げられます。 近年のPCにはDVD書き込み可能なドライブが搭載されており、CD-RやDVD±Rの読み書きを行うことができます。

またCD-Rでは手軽な配布に向いた容量と非常に安価な値段が特徴です。また音楽CDの作成も可能です。 DVD±Rではマルチメディアファイル等の大容量データが記録可能で、容量単価のバランスも魅力です。 オリジナルDVDビデオの作成も可能です。



ドライブの選択・ライティングソフトの購入

最近のPCにはDVD書き込み対応のドライブが付いていると思いますので、基本的にはこれらを 利用すればよいでしょう。ただ、買い替えを考えている場合には以下のようなポイントも考慮してみてください。
  • 対応規格と速度

  • 上述のようにDVDには多くの規格が乱立している状況です。自分に必要な規格に対応するドライブを 購入しましょう。どれを選択すればよいか判らない場合は、多少高くつきますが2層書き込み対応のDVD±RWドライブ (ハイパーマルチドライブ)か全規格対応のDVDマルチプラスドライブを購入すればよいでしょう。

  • 2層書き込み対応とディスクの値段

  • 最近の動向としては片面2層(ダブルレイヤー)書き込みが挙げられます。容量は8.5GBもの大容量 となります。しかし書き込むディスクはまだ若干高めです。

  • ROM化(ビットセット)対応

  • DVDのディスクにはどの規格で書き込まれているかを判別するコードが書き込まれています。DVDプレーヤーの 中にはDVD-ROM限定で再生するものが存在するため、書き込み型のディスクを認識できない場合があります。 そこで判別コードを強制的にDVD-ROMと書き込むことができるドライブが存在します。観賞用DVDを作成する方は 参考にしてみてください。国内では一部のRicoh,Buffalo,(NEC)製のドライブで利用可能です。

  • 付属ソフトと値段

  • ドライブには画像編集ソフトや上記のROM化ユーティリティが付属するものもありますので、それらも 検討してみてください。付属ソフトの機能は少ないと思われますが、画像編集なら再圧縮のいらない GOP単位編集ができると手軽で便利です。



ディスクメディアの回転制御方式

  • CLV (Constant Linear Velocity) 線速度一定

  • データの読み出し速度を一定に保つ方式。円形ディスクは外側ほどデータ量(円周に相当)が 多くなるため、外側を読み出すときにはディスクの回転数を落として読み込む。音楽CDはこの方式に 該当する。

  • CAV (Constant Angular Velocity) 角速度一定

  • ディスクの回転数を一定に保つ方式。音楽CDとは異なりデータの場合は一定の速度で読み取る必要は無く、 読み出す場所もランダムであるため回転数一定のほうが扱いやすい。データの読み込みは内側が遅く、 外側が速くなる。

  • ZCLV (Zone CLV)

  • ディスクを内周から外周に向けていくつかの領域(ゾーン)に分け、その領域内では読み出し速度を 一定に保つ方式。CAVとCLVの両方の特徴をあわせ持ち、DVD-RAMなどで利用される方式。

  • ZCAV (Zone CAV, Zone Bit Recording)

  • ディスクを内周から外周に向けていくつかの領域(ゾーン)に分け、その領域内では回転数を 一定に保つ方式。CAVとCLVの両方の特徴をあわせ持ち、ハードディスクなどで利用される方式。

  • PCAV (Partial Constant Angular Velocity)

  • ディスクの内周をCAV(角速度一定)方式で、外周をCLV(線速度一定)方式でアクセスする方式。 主に高速ドライブで用いられる方式であり、内周部分のパフォーマンスを低下させることにより回転数を抑え 高速書き込み時の安定性を増している。また、書き込み速度が変化した際の書き継ぎによるギャップも 発生しないというメリットがある。







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