MS-DOSコマンド使用方法主要なMS-DOSコマンドの使い方(パラメータ)を紹介しています。 バージョン5.00A-Hを対象としていますが、バージョンが違ってもほとんど同じです。 ※ドライブ名やパス名・ファイル名などは省略されている所があります。
MS-DOSコマンド:”超”基本事項
ADDDRV :アド・ドライバキャラクタ系デバイスドライバを組み込む。ADDDRV [ドライブ:][パス¥]定義ファイル名 ※ドライバそのものではなく、ドライバ名を記述したファイルを指定するというのが不思議。 ATTRIB :アトリビュートファイルに対して4つの属性を 設定/解除/表示する。ATTRIB [属性指定] [ドライブ:][パス¥][ファイル名] [スイッチ] + 属性の設定 − 属性の解除 R 読み出し専用属性 A アーカイブ属性(ファイルの変更を示す) S システム属性 H 隠し属性 /S ディレクトリ配下の全ファイルに対して、属性設定/解除 ※読み込み専用に設定したりする用途はまだあるのかもしれない。 CD :チェンジ・ディレクトリディレクトリを 変更/表示する。CD [ドライブ:][パス¥] ※パス移動の必須コマンド。「..」を指定すると、1階層上に移動できる。 CHKDSK :チェック・ディスクドライブの情報を、検査/修復する。CHKDSK [ドライブ:] [スイッチ] /F 論理エラーを自動的に修復 /V 詳しい状況を報告 ※フロッピーディスク等が読めなくなったときに使用する。今やフロッピーの信頼性は低い。 CLS :クリア・スクリーン画面の内容を消去する。CLS ※キレイ好きな人にオススメ。 COPY :コピーファイル単位または ディレクトリ単位でファイルをコピーする。COPY [ドライブ:][パス¥][送ファイル名] [スイッチ] [ドライブ:][パス¥][受ファイル名] [スイッチ] 送り側につけた場合 /A テキストとして扱う:EOFコード(ファイルの終了を示す)もコピー /B バイナリとして扱う:EOFコードに関係なくファイル全体をコピー 受け側につけた場合 /A テキストとして扱う:受け側の最後にEOFコードを書き込む /B バイナリとして扱う:受け側の最後にEOFコードを書きこまない /V コピー終了後チェックをする ※技:CONスイッチを使用すると簡易エディタにもなる(CTRL+ZでEOF書き込み)。 DATE :デートシステムが管理する日付を 表示/設定する。DATE [0000.00.00] ※引数を指定せず、今日は何日だっけという時にもつかえる。 DEL :デリート指定したファイルを削除する。DEL [ドライブ:][パス¥][ファイル] [スイッチ] /P 削除の前に確認メッセージを表示 ※間違えたときの精神的なショックが大きいコマンド。 DELDRV :デリート・ドライバADDDRVで組み込んだドライバを外す。DELDRV ※引数は無いみたい。 DIR :ディレクトリディレクトリの内容を表示する。DIR [ドライブ:][パス¥][ファイル名] [スイッチ] /P 一画面表示してキー入力を待つ /W ファイル名だけ表示 /A: 属性指定したファイルだけ表示 /O: ソート順指定したファイルだけ表示 /S サブディレクトリまで表示 /B 1行に1つ名前だけ表示 /L ファイル名やディレクトリ名を小文字で表示 属性指定する場合 例: H 隠しファイル −H 隠しファイル以外のファイル (ATTRIB参照) 例:読み出し専用属性の付いたファイルから、隠し属性の付いていないファイルを表示する DIR /A:R−H ソート順指定する場合 N アルファベット順に表示 −N アルファベット逆順に表示 E 拡張子のアルファベット順に表示 −E 拡張子のアルファベット逆順に表示 D 日付の古いものから表示 −D 日付の新しいものから表示 S サイズの小さいものから表示 −S サイズの大きいものから表示 G ファイル名の前にディレクトリ名を表示 −G ディレクトリ名の前にファイル名を表示 ※利用頻度はピカいちのコマンド。 DISKCOPY :ディスク・コピーフロッピーディスク又は3.5インチ光ディスクの内容をそのままコピーする。DISKCOPY [ドライブ:] [ドライブ:] [スイッチ] /V コピーはしないで内容をチェックする /P 処理中のキー入力要求を表示しない /Q 照合処理を省略して高速にコピー ※同じドライブを指定することも可能。光ディスク(MO)なんて物もありましたね。 DUMP :ダンプファイルの内容を数字と文字で表示する。DUMP [ドライブ:][パス¥][ファイル名] ※バイナリファイルの中を見るときに使用する。 FORMAT :フォーマット指定されたドライブのディスクを初期化する。FORMAT ドライブ: [スイッチ] /S 初期化後システムファイルを書き込む /V 初期化したディスクにボリュームラベルを設定する /6 2DDタイプのディスクを初期化する(総容量640Kバイト) /9 2DDタイプのディスクを初期化する(総容量720Kバイト) /M 2HDタイプのディスクを初期化する(総容量1Mバイト) /4 2HDタイプのディスクを初期化する(総容量1.44Mバイト) /P 処理中のキー入力要求をしない /B システムファイルを後から追加できるよう初期化する /Q 高速に初期化する(クイックフォーマット) /U 無条件に初期化する /H 固定ディスク又は光ディスクを初期化する /E /Hと同じだが操作が簡単 ※フロッピーを使用するなら、使用する機会も多いかな。 LABEL :ラベルドライブのボリュームラベルを 作成/変更/削除する。LABEL [ドライブ:] [ラベル] ※コマンドの使用方法より、どんなラベル名をつけるかに悩むコマンド。 MEM :メモリメインメモリと拡張メモリの 総容量/使用状況を表示する。MEM [ドライブ] [スイッチ] /P プログラムの名前/サイズなどを表示する /D プログラムおよび全てのデバイスドライバの情報も表示する /C メインメモリおよび上位メモリにロードされているプログラムの情報を表示する (他のスイッチとの併用は不可) ※メインメモリの空き容量に一喜一憂するコマンド。 MD :メイク・ディレクトリ新しいディレクトリを作成する。MD [ドライブ:][パス名]ディレクトリ名 ※バージョンによっては、コマンド名がMKDIRとなっている。整理整頓の基本。 MORE :モア画面表示を1画面ずつ分けて表示する。[コマンド] | MORE 例:DIRコマンドの出力を1画面ずつ分けて表示する DIR | MORE ※縦棒のキーは右上の方にあるはず。 RECOVER :リカバーファイルが使用しているディスクの一部がスキップセクタになった時、そのファイルやディスクを修復する。RECOVER [ドライブ:][パス¥]ファイル名 ※復旧できるのは、破損したセクタ以外の部分だけ。 REN :リネームファイル名を変更する。REN [ドライブ:][パス¥]元ファイル名 新ファイル名 ※このコマンドで移動は出来ない。 RENDIR :リネーム・ディレクトリディレクトリ名を変更する。RENDIR [ドライブ:][パス¥]元ディレクトリ名 新ディレクトリ名 ※新ディレクトリ作って、中身をコピーして、古いディレクトリを消してもいいんですよ! RD :リムーブ・ディレクトリサブディレクトリを削除する。RD [ドライブ:][パス¥]ディレクトリ名 ※デリートディレクトリじゃないのは、誤ってディレクトリごと消さないようになのかな。 SUBST :サブスティチュートディレクトリ名を仮想ドライブ名に置き換える。SUBST ドライブ:> [ドライブ:][パス¥]ディレクトリ名 [スイッチ] /D パス名の置き換えを解除する ※引数を指定しない場合は、現在の割り当て状況が確認できる。 TIME :タイムシステムが管理する時刻を、表示/設定する。TIME [00:00:00] ※今何時、そうね大体ねぇ♪ TYPE :タイプ指定したテキストファイルの内容を表示する。TYPE [ドライブ:][パス¥]ファイル名 ※TYPEはテキストファイル用。バイナリファイルはDUMPを使用する。 VER :バージョンMS−DOSのバージョン番号を表示する。VER ※バージョン3以降しか見たこと無いなぁ。 VOL :ボリュームドライブのボリュームラベルとボリュームシリアル番号を表示する。VOL [ドライブ:] ※シリアル番号なんて確認したい人はいったい誰なの。 トップページ ニードフォースピード パソコン ファルコム 掲示板 Lightblue |